投機と投資はどう違う?正しく意味を理解していますか?【お金の基礎知識】
お金の勉強をしていると「投機」というワードに触れる機会が
出てくると思います。
「投資」はよく耳にするけれどなかなかなじみがない「投機」。
今回は、似ているようで異なる投機と投資を解説します。
投機とは?
投機とは「短期的な価格変動を利用し利益を得る方法」です。
近い将来の価格の変動を予測し、その方向に資産を投じます。
仮想通貨や株、FXでの取引で行う方が多くみられます。
買った銘柄が値上がりしたらすぐに売却する、値下がりしたら
買い戻すといった取引をくり返します。
短期での値動きを予想しての取引のため、リスクの高い商品も
取引対象になります。リスクの高い商品は、価格変動幅が高い為、
大きな利益を手に出来る可能性があるためです。
投機と投資はどう違う?
投機は短期的な値動きを予測し、利益を得ることが目的です。
そのため、取引銘柄や取引対象の企業の業績は注目しません。
投資は、対象の企業や銘柄の成長度や今後の展開を考え、
銘柄を購入します。そのため、長期的に保有することになります。
FXや仮想通貨は投機というイメージ
仮想通貨やFXの場合、値動き激しいのでギャンブル性が高く、
投機だというイメージがあるかと思います。確かに運用次第に
よっては投機に該当するでしょう。
ですが、仮想通貨やFXも成長性や今後の展開を考え、長期で保有
する目的で購入している人は投資しているといえます。
どのような運用をするかによって投機にも投資にもなるのです。
FXや仮想通貨での投機は危険?
投機はリスクが高く危険。やめた方がいい。そんなことはありません。
しっかりとリスク管理さえすれば問題ありません。確かに、値動きは
激しいですし、元本が割れて損失を出してしまうこともあります。
また仮想通貨は種類がかなりあるので、中には詐欺コインもあります。
購入したコインが何の価値も持たない事もありますので、しっかりと
調べてから購入しましょう。
投機と投資のどちらで資産運用するべきか
投機と投資は運用方法は考え方、注目すべき点が違います。
ですが、その線引きはその人の考え方次第です。
FXや仮想通貨取引は、人によってはすべてが投機に見えるでしょう。
しかし、リスク管理を徹底し、将来性や成長性を見込んで、購入
しているのであれば投資といえます。
一概に投機が悪い、投資がよいということではなく、両方の良い
所をうまく使って運用することが大切なのです。