スキルアップで補助金がもらえる!教育訓練給付制度を活用しよう!
毎月もらう給与の中で「雇用保険料」が引かれている皆さんは、
スキルを磨く勉強をすると国から給付金がもらえるかも!
雇用保険は退職した後の失業給付のためにあると思っている方
も多いのではないでしょうか。
実は雇用保険には雇用を安定させる目的もあるので、様々な
給付金があるのです!
今回はスキルアップに関わる給付金を紹介します!
教育訓練給付制度とは?
雇用保険に一定期間以上加入をしている労働者が職業訓練を受ける、
資格試験の予備校に通う、通信教育を受けるなど、国の指定の教育
訓練機関を使ってスキルアップを行った場合、費用の一部が国から
支給される制度です。
雇用の安定のためにスキルアップを支援することで、能力不足による
失業を防いだり、早期の再就職を実現させ、安定した雇用状況を作る
目的があります。
教育訓練制度は2種類存在する
教育訓練給付は「一般教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練給付金」の
2種類が存在します。
一般教育訓練給付金
厚生労働大臣が指定した教育訓練を終了した場合、負担した授業料の一部
が支給されます。対象の教育訓練は、パソコンスクール、通信教育、英会話
などなど幅広くあります。
専門実践教育訓練給付金
厚生労働大臣が指定した教育訓練を終了した場合に支給されるというところ
は一般教育訓練給付金と同じです。
ですが、対象となる教育訓練が看護師、調理師等の専門学校の入学や、税務
や会計などの資格試験予備校や大学院の講座など、専門性の高い教育訓練が
対象になっています。
今回は本業がある方を前提に気軽に受講できる教育訓練を対象にした
「一般教育給付金」について解説します!
支給要件を満たしているか確認しよう!
支給要件はハードルがとても低いです。
・受講開始日において雇用保険の被保険者期間が3年以上あること
・初めて支給を受けようとする方については1年以上あること
すでに退職している方は、退職日の翌日から起算して1年以内に
受講を開始する必要があります。
※短期間に何回も給付金をもらうことはできません。前回の訓練給付金
を受給から3年以上経過していないといけません。
教育訓練給付金はいくらもらえるの?
一般教育訓練給付金は、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の
うち、20%に相当する額が支給されます。ただし、20%相当額が
10万円を超える場合は10万円が上限となり、逆に下限としては、
4千円を超えない場合は支給されません。
どうやって支給申請するの?
一般教育訓練給付金の申請は、現在お住いの住所のハローワークで
申請を行います。
一般教育訓練給付金の支給申請期限がありますので、注意が必要です。
申請期限は「教育訓練の受講修了日の翌日から起算して1カ月以内」です。
これを過ぎてしまうといかなる理由でも、支給されません。
どんなスキルアップが対象になるの?
一般教育訓練給付金の支給対象となる資格講座はかなりあります。
一部を下記にて紹介しますが、他にもまだまだ存在します。
これらの資格取得のために、受講した専門学校の費用や、通信講座
の費用の一部が国から保証されるのです!
学ばない手はないって感じですよね!
最後に
ITの加速的な進歩、AIによる自動化が迫っている中で、会社に勤めていれば
安定という時代は終わっていきます。
会社に勤めながらも、自身をスキルアップさせて、需要を高めて、稼ぐ能力を
身につける必要があります。
政府が支援している制度を利用して、さらなるスキルアップを目指し、
学んでいきましょう!