老後資金に備えよう!個人年金保険を解説します!
老後資金に2,000万円必要と言われる時代になって
しまいましたね。
2,000万円もの大金を貯蓄するためには、ただ貯金する
だけではなく、計画的な資産管理が必要です。
老後資金を蓄える方法はたくさんありますが、今回は多く
の方が利用する個人年金保険について解説していきます。
個人年金保険とは?
個人年金保険は、自分で用意する私的年金のことを言います。
65歳で受け取る公的年金や会社の企業年金ではお金が不足
することを見越して個人年金保険を始める方は多くいます。
毎月保険料を納めることで、契約時に決めた年齢から、年金
または一時金として保険金を受け取ることが出来ます。
個人年金保険は3種類 「確定年金」「有期年金」「終身年金」
個人年金保険は大きく3つの種類に分かれます。
有期年金
支払期間が決まっている制度になります。
10年有期年金であれば、支給開始から10年間は年金が支払われ
ますが、10年以降の支払いはありません。
終身年金
生きている限り年金が支払われる制度になります。
確定年金
一定の期間、生存していてもしていなくても支払われる制度です。
65歳支給開始15年確定年金では、65歳から80歳まで、途中で亡く
なっても、その期間年金が支払われます。
個人年金保険のメリット・デメリット
個人年金保険のメリットは「所得控除」が受けられることです。
支払った保険料額は一定の要件を満たすと生命保険料控除の対象
となります。生命保険料控除を受ける要件は以下になります。
・年金の受取人が契約者、配偶者のいずれかであること
・年金の受取人が被保険者と同じであること
・保険料の支払期間が10年以上であること
・個人年金保険税制適格特約が付与できる保険であること
※確定年金や有期年金の場合、年金の受取開始が60歳以降で、
年金受取期間が10年以上必要です。
個人年金保険は所得控除が受けられ、預金より資金が増える
可能性もあります。
個人年金保険のデメリットは途中解約すると元本割れする
可能性があるという点です。途中解約でお金を受け取ること
はできますが支払った保険料より下がる可能性が高いです。
そのため、余裕のある範囲で加入するようにしましょう。
個人年金保険は始めるべきか
個人年金保険は調べるとマイナス意見がたくさん出てきます。
私の意見としては「絶対始めた方がいい!」とは思いません。
個人年金保険がおすすめなのは以下のような方です。
・公的年金だけでは老後資金がたりないと感じている
・毎月、預貯金に回しているだけのお金がある
良いかと思います。
ですので、自身の年金受給額を計算し、老後資金に足りている
のであれば始める必要はないかなと思います。
最後に
老後資金が不安視される時代になったにもかかわらず、
退職金の給付額は減っており、退職金制度を廃止する
企業も増えてきています。
今日現在、国民年金の受け取りは65歳から、厚生年金は
61歳から65歳へと段階的に引き上げられています。
老後資金を確保手段の1つとして個人年金保険を考えて
みてもいいのではないでしょうか。