財形貯蓄制度とは?サラリーマンが資産を貯める制度!
あなたの勤務先に「財形貯蓄制度」はありますか?
資産運用の一つですが、会社が管理してくれるので、
今まで資産運用をしたことがない方にとっては始め
やすく安心ですよね。
今回は財形貯蓄制度について解説していきます!
財形貯蓄制度とは?
財形貯蓄制度は企業が導入する福利厚生の一つです。
企業を通して、個人が一定の金額を給与から引いて貯蓄します。
老後資金などの出費に対応するためにも使用されています。
給与から引かれたお金は金融機関へ送られ、企業を通じて貯蓄
されるため、目的以外での引き出しはできません。
財形貯蓄制度は企業の任意加入なので、全ての企業で財形貯蓄
制度があるわけではありません。
財形貯蓄制度は3種類ある!
「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3つあります。
それぞれの特徴、メリットを解説していきましょう。
一般財形貯蓄
一般財形貯蓄は貯蓄の目的を定めない、用途自由な財形貯蓄です。
用途が自由な反面、非課税などの優遇措置がありません。
そのため、給与から天引きされる貯金となるため、自分で貯金を
するのと変わりません。貯金が苦手な方には良い制度ですね。
1年間は払い戻しできないので注意が必要です。
また、払戻日や払い戻しの方法は企業によって異なりますので、
始める前にしっかり説明を聞いておきましょう。
財形年金貯蓄
財形年金貯蓄は満60歳以降に5年以上20年以内で受け取ること
ができる財形です。60歳で退職した方が、公的年金が支給される
までの5年間、公的年金の代替として受け取ることが可能です。
財形住宅貯蓄
財形住宅貯蓄とはマイホームの取得やリフォームなどの増改築の為
の財形貯蓄です。
「財形年金貯蓄」と「財形住宅貯蓄」は、税金面で非課税措置が
あります。財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄を合わせて元本550万円まで
の利子が非課税になります。ただし、目的外の払い出しは、過去5年
に非課税で支払われた利息に対し課税されるので、注意が必要です。
3つの財形貯蓄制度の共通メリット
3つの財形貯蓄制度の共通メリットとして財形持家融資があります。
財形住宅融資とは、財形貯蓄を行っている場合、住宅の購入、建築、
リフォーム必要な資金を低金利で融資を受けることが出来る制度です。
財形貯蓄を1年以上継続していいて、申し込み時点で財形貯蓄残高が
50万円以上あれば利用できます。
最後に
財形貯蓄制度はお金を貯めることが苦手な方におススメです。
結婚・子育て・住宅資金・老後資金など人生においてお金が必要
になる場面は必ず来ます。
そんな時に自然とお金がたまっていたら助かりますよね。
まずは自分の勤務先で財形貯蓄制度があるか確認してみましょう!